退職後735日目、今日も秋晴れの中、空中ヨガのため、快速で東へ
向かっている。
昨日は橘玲さんの80'sを読み終えた。
1980年代から1990年代のバブル崩壊前後の作者と周りの状況を書いたものであるが、バブルとは関係ない会社にいたせいもあって、とても興味深かった。
そういえば、少し前に読んだ桐野夏生さんの真珠とダイアモンドも同じ時代背景の物語だった。
バブルという時代はたくさんの面白い小説の題材を提供してくれたみたいであるが、渦に巻き込まれて、最終的に闇に消えていった人達にとっては面白いとは言えないかもしれない。
そういえば、昨夜は、1984年にブエノスアイレスに出張した時に現地の映画館で何度も観たストリートオブファイヤーという映画のDVDを観た。
主役のマイケルパレとその恋人役のダイアンレインと姉役の女優がとてもカッコいいのである。
その映画でマイケルパレが着ていたコートがカッコよくて、同じようなコートをブエノスアイレスの洋服屋さんで作ったのだが、あまりにもぴちぴち過ぎて、ほとんど着ないままタンスに今も眠っている。
さて、今日は瀬尾まいさんの前に本屋大賞をとった本と、ゆうれい居酒屋という文庫本を鞄に入れた。
今日は空中ヨガの前後に時間がたっぷりあるので、ゆっくり読めそうである。
地球が長い時間かかって残してくれた資源を使って人間は発展し、人間が長い時間かかって残してくれた文化が、人生に潤いと些細な喜びを与えてくれる。
資源が消滅する前、かつ、人間が作った文化に溺れない前の、一番いい時代を生きたのかもしれない。
まだまだサプライズが用意されていそうで、ワクワクするのであるが、同時に一抹の恐怖心もある。
ワクワクと恐怖心が混ざったもの、それが私の人生である。
そろそろ、そんな段階から次元上昇して、落ち着きたいものである。
が、神に見放されないだけマシなのかもしれない。
神に遊ばされるのではなく、遊んでやろう。
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