退職後775日目、遅く起きた日曜日、朝ご飯の後、自室でくつろいで、
近くのマクドでランチしたところである。
昔の手帳(昨日ブログの写真)を見ていたら、秋元康さんの小説 象の背中の一節が出てきたので、図書館で借りて読み始めた。
余命半年を宣告された中年男性が昔関わった男女に遺書を書いて送ったり、会いに行ったりすることから始まっている。
妻にだけは知らせることが出来ないのだが、妻からは、最近活き活きして若返ったね、と言われるのである。
人間、例え、死を宣告されたとしても、死ぬまでにやることを決めたら、元気が出て、もしかしたら病気も治るかもしれないということであろう。
一回読んだことがあるにも関わらず、経緯も結末も全く思い出さないので、ワクワクしながら読み進めるところがいい。
家にある本でも昔読んだ本を読み返して、全く思い出せないものも結構ある。
そういえば、私も働き盛りの時に癌の宣告を受けて、1ヶ月半ほど会社を休んで、治療をしたことがあった。
それからは毎日定時で会社を出て、睡眠時間を確保するようにして、無事定年退職出来て、今に至っている。
その時は、そんなに悲観的なことは言われなかったので、この小説のような気持ちにはならなかったが、もし同じような宣告をされていたとしても、この小説の主人公のようには出来ないだろう。
私の場合、死ぬことよりも、もっと大きなきっかけがないと、思い切ったことは出来ないようだ。
ということで、大きなきっかけが本当は欲しいのかもしれない。
まあ、何もしないで、待っているだけでは、その確率は低いだろう。
かといって、無闇に動いても、虚しいだけである。
じゃあどうすればいいのだ。
それが分かれば今すぐ動いている。
まあ、マクドにいて、ブログを書いていても、そのチャンスは低いので、そろそろ次の行動をすることにする。
チャンスを待つより、今を楽しもう。
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