退職後943日目、よく晴れた日曜日の朝、新快速電車で、
東に向かっている。
昨日は西へだったが、今日は東へ、井上陽水の歌じゃないが、東へ西へである。
気温は昼間は28度まで上がるらしいので、今に比べると、14度くらいの高低差である。
たくさん着込んで、暑くなったら脱いでいく。
今寒いのが嫌なのだ。
そして脱いだものをよく忘れてくる。
脱いだり取ったりしたものは、すぐにバッグに入れるようにした。
そのためにバッグを持ち歩いている。
出掛ける時はチェックリストで確認するのであるが、出掛けてしまった後はそんなことは出来ない。
人生も同じだろう。
生まれる前は、あれをやろう、これをやろうと、色々とすることリストに書いて生まれてきたはずであるが、すっかり忘れてしまって、その日暮らしである。
そして、時々、年初めとか何度始めに、そのことを思い出して、もう一度やり直そうとするのだが、長続きすることはない。
人間はそういう風に作られているので仕方がない。
というより、それが、神様から人間に贈られた最大の特徴かもしれない。
感謝しないといけない。
チューリップの曲に、神様に感謝しなければ、という曲があるが、その詩の中に、忘れることを作ってくれた神様に感謝しなければ、とある。
過去のことを引きずっているのは、たぶん神様だった頃の性格が残っているからかもしれない。
もっと人間らしくていいのだ。
というより、人間らしく生きた方が、苦しいけど、面白いだろう。
楽しいことや楽なこともいいが、これからの人生、面白いことを選ぶのも、趣があっていいのかもしれない。
苦しくても、悲しくても、面白いと強がる余裕を持つことにする。(笑)
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