退職後944日目、曇り空の昭和の日、空中ヨガをするため、
快速電車で東に向かっている。
最近は往きの電車ではiPodは出来るだけ聴かないようにしていたが、今朝は沢田研二のGS I LOVE YOUという CDを聴いている。
この中の、お前がパラダイス、という曲はヒットして、ベストテンとかにも出ていたことを思い出す。
この頃からバックバンドがグループサウンズの流れをくむ井上堯之バンドから若手に代わったと思う。
ちょうどサラリーマン時代で、友達の結婚式でお前がパラダイスを歌ったこともあった。
内側は同じ沢田研二なのに、歳を重ねて、外観が変わるとイメージが全く変わってしまう。
もちろん、昔からのファンも同じように歳を重ねて、今では、昔のきゃーという叫び声もない。
それでも、昔と同じように声援し、沢田研二はいまだに一線で歌い、派手なアクションを交えて、ステージで走りまくることもある。
ショーケンは、亡くなる少し前に、blue note大阪のライブで初めて観ることが出来た。
ステージに上がる時も両側に人がいて、付き添われていた。
曲間ではとても丁寧に挨拶されていたことも思い出す。
グループサウンズ全盛期はまだ小学生で観ることが出来なかったが、最終的にはなんとか好きな二人を観ることが出来て良かった。
曲を聴くとそれに因んだ色々なことを思い出すが、何もないと何も無かったように息を潜めている。
長く生きて、沢山のことを持っているのに、何も無いと思って、生きているうちに、何かを見つけようと焦っている。
これでは、いつまで経っても満たされることはない。
足るを知るという、使い尽くされた言葉もあるが、たまには積み重ねた人生の棚卸しをして、日向に出してみるのもいいかもしれない。
光る何かが埋もれているかもしれない。
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