退職後720日目、曇り空で時々雨がぱらつく金曜日、ゴミ捨てのあと
ウォーキングに出て、いつものベンチで書いている。
最近はゴミ出し日くらいしたウォーキングしてない。
8月中旬くらいまでの歩数に比べて、それ以降は大きく落ちている。
緊張の糸がプツンと切れたようだ。
まあ食生活でも同じである。
春くらいまでの腸活の影響はどんどん無くなっていって、最近では珈琲は飲むし、寝る前にパンも食べ出した。
そんな話をすると、食べたいものを食べるのが一番体にいいとか、気休めを言ってくれる人がいて、このままでいいと思ってしまう。
まあ、また何か不具合なところが出てきたら改めるのだろうから、それまでは流れに任せよう。
そういえば、昨夜で桐野夏生さんの魂萌えを読み終えた。
全ての帳尻を穏やかにおさめるような無難な終わり方で、その前に読んだ真珠とダイアモンドに比べたらインパクトは少ない。
ということで、更に路上のXという本を図書館で借りて読み始めた。
それから昨夜はもう15年前くらいに情熱大陸という番組で放送された松本隆さんの特集番組をたまたまYouTubeで流れてきたので少しだけ観た。
松本隆さんの作詞した曲でオリコン一位の曲は51曲あるそうで、当時の作詞家の中では一番らしい。
ということで、若手のミュージシャンが作詞を依頼するところと、出来た歌詞を渡して歌ってみるところをドキュメンタリー風に映していたが、歌詞の中にいきなり中也とか、昔の詩人の名前が出てきたりして、若者に分かるだろうかと心配になって、観るのをやめた。
ここに著名な作家とか画家に仕事を頼む難しさがある。
その番組の中でいいことも言っていた。
詩を作るために何かインプットしたりしますかという問いに対して、今自分の中にあるものを出すだけで、何かをするために何かを入れるという不自然なことはしない、と。
即席の知識はまだ自分のものになっていないということだろう。
自分の中にあるものを出していって、寄ってくるものだけを相手にしていくと幸せなのかもしれない。
そのために、世の中には、たくさんの色々な種類の人間が存在するのかもしれない。
選ぶことと選ばれることの交わりの中に幸せがある。
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