退職後715日目、昨日の大阪は暑かったので今日はジムでのヨガの時間まで家で
くつろいでいる。
まだまだ順番が回ってこないと思っていた桐野夏生さんの真珠とダイアモンド下の順番が回ってきて、数日前から読み出した。
読んでいた本も横に置いて最優先で読んでいるせいか、もう半分くらい読んでしまった。
上では貧しいながらも希望に溢れていたが、下になると金銭的には満たされてはいるが、その先にある闇が見え隠れして、いつ崩れ落ちるかもしれない恐怖を感じる。
これから後半が楽しみである。
本の読み過ぎで1000円以上する高価な目薬を買ったが、なんかもう一つな感じなので、前から持っていた安価な方の目薬をさしたら、むしろこっちの方がいい感じだった。
全ては相性である。
相性が良ければ、値段は関係ないということである。
そういえば、昨日帰りの電車を降りてホームを歩いていると、後ろから初老の男性が寄りかかってきたので、咄嗟に避けると、そのまま前に転んで、額と唇から出血していた。
どうやら昼間からお酒を呑んで、家に帰る途中で、駅に誰か車で迎えに来ているので急いでいたみたいである。
ホームを出たら息子みたいな若者が待っていたので、多分そんなところだろうという想像である。
もしその推理が当たっているとしたら、その初老の男性を自分に置き換えて、ああはなりたくないと思った。
足腰を鍛えることと、身体の柔軟性がこういう咄嗟の時の被害を最小限にするためには大事になりそうである。
人生はとても不安定である。
いつ転ぶかもしれないが、転ぶ対策をしてばかりでは面白くない。
たまには転ぶ練習をして転ぶ楽しさの味わい方を知るのも、また奥が深い喜びかもしれない。
人生の喜びを一人噛み締める、そんな瞬間をあと何回味わえるだろうか。
そして、その瞬間、エネルギーがチャージされて、また生きようと思えるだろう。
今日がその日かもしれない。
と、いつも思う。(笑)
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