心の旅路のブログ

スピリチュアルと本と音楽とヨガが好きな65歳男性の日記です。

退職後595日目、曇り空の日曜日、ウォーキングの途中で、

いつものように公園のベンチで書いている。


昨夜は昼ご飯を外で食べた後、タリーズコーヒーでお茶しながら、家にあった、浅川マキさんの20年くらい前に書かれた初エッセイを読んでいた。


デビュー前からデビュー後のことが書かれているが、とても人を惹きつけるものを持たれていたことがよくわかる。


同時はレコードのジャケットとか情報誌のライブの告知とかで知る程度で、深入りはしていなかった。


ところが5、6年前に急にCDや本を買って聴いたり、読んだりした時期があった。


そして、久しぶりの登場である。


やはりカリスマ性のあるミュージシャンの生き様を描いた作品は面白い。


今までにもエリッククラプトンとか、キースリチャードとか、マイルスデイビスとかの伝記本を読んだことがある。


そういう本を読むと、何らかの影響を受けて、真似をしたりする。


たいていは酒とか麻薬とか女性が絡んでいるので、まあ、あまりいい影響とは言えない。(笑)


その点、浅川マキさんの本にはそういうものは強調されていない。


そして、その流れで、夜も同時期に作られた、森進一の歌謡曲をテーマにした野川由美子主演の三部作の一つを観た。


大阪や神戸が舞台になっていて、1970年前後の街の風景が出てくるので、とても興味深かった。


その頃の私は、福岡県の田舎町の中学生で、まだ九州から離れたことがなくて、大阪や神戸については報道や教科書の映像や写真で知る程度だった。


そういう時期に、日本の各地で、色んな物語が生まれては消え、生まれては消え、繰り返してきたわけで、今に繋がっている。


形は変わっても、その奥に流れている人間の感情には普遍のものを感じる。


こんなにも素敵で、とても危うい存在の人間を作った神様、これからどんな展開が待っているか、とても楽しみである。


それくらいの気持ちでないとやってられない。(笑)