退職後294日目、曇り空の蒸し暑い天気、ベンチに座っていると、時より涼しい風も吹いて、気持ちがいい
今日は50歳で亡くなった母の命日である。
庭の薔薇の花を供えようと、ハサミを持って庭に出たけど、たった4輪しか咲いていない薔薇の花の一つを切るのは可愛そうだったので、やめた。
あれからもう42年の月日が流れたので、今生きていれば92歳である。
私の人生も色々あって、もう母のことを思うことは少なくなったが、少し落ち着いてきたので、今年は色々思い出している。
本当に生きている時期は、地球の生命、宇宙の生命からしたら、ほんの一瞬であろう。
であるが、辛い時はやたらと長く感じ、楽しい時は瞬く間に過ぎてしまう。
そして、確実に時代は流れていく。
そんな中で、自分の軌跡を残そうと懸命な人や、何も軌跡を残さずに去りたい人や、色々な人が同時に存在して、生活している。
まあ、簡単に生きられるはずがない。
影響力の強いものが、弱いものを巻き込んで、自分の人生の一部にしようとする。
弱いものは、それに巻き込まれて、その恩恵にこうむろうとしたり、それに抗って、自分の人生を貫こうとしたり、様々な人生模様が交錯している。
まあ、疲れるのも当たり前である。
そんな苦しい材料がいっぱい揃った現実だからこそ、そこに咲く、健気な一輪の花に、心を癒されることもある。
苦しみが多すぎて、そんな花の存在とか、全く感じられない時もあるだろう。
全てを無くした時に咲く、奇跡の一輪の花を信じて、今日は生きてみよう。
眼の奥に、沢山の花は咲いている。
心の目で、その美しい花を見て、満たされよう。
その満たされた心に、また新しい愛の花が咲くだろう。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。