心の旅路のブログ

スピリチュアルと本と音楽とヨガが好きな65歳男性の日記です。

退職後228日目、小雨そぼ降っているが、ゴミ出しがあるので、その勢いで、ウォーキングも決行、雨の中のウォーキングも趣きがあっていい

昨日はブログに書いた通り、郵便局で荷物を受け取ることにしてたので、その近くの、ブロガーさんが紹介されていたカフェに再挑戦した。


前回は満席だったので、平日の開店間もない時間に訪れてみた。


お客は誰もいなくて、前回対応してくれた女性が、今回もいて、対応してくれた。


好きな席に、と言われたので、ソファ席か、窓側のカウンターか迷ったが、一人なので、窓側のカウンター席にした。


嬉しかったのは、前回来た時、満席で断ったことを覚えていてくれて、すみませんでした、と言ってくれたことである。


その対応がとても素敵で、いっぺんに惚れてしまった。(笑)


ホットコーヒーとチーズケーキを頼んだが、心がこもったコーヒーの味がしたので、丁寧に淹れてくれて、とても美味しいですと、思わず口に出していた。


まあ、こんな照れ臭い発言は、普通はしないのであるが、そのお店の空気が、そういう言葉を出させていた。


あまり、土地や建物の気は感じない方であるが、そのお店は、とてもいい気を感じた。


そのお店には個人的に集めたような書籍類が置いてあって、その中で、袋小路の男、という本の一説を読んだ。


ということで、素敵なお店を一店確保した。


たかが、コーヒーの淹れ方、ちょっとした発言、お店のコーディネート、置いてある本の種類、であるが、その空気を作り出すためには、長い歴史が必要で、たまたま、ある一瞬に、そららが調和して、喜びに溢れるのだろう。


そう考えると、人生のひと時、ひとときが、とても愛おしくなる。


皆んなが、継続中の歴史の先っぽで、道を選び、時には交わって、励まし合っている。


進むことも、休むことも、人生だろう。


今日の雨のように、自然が、大地に、無償の潤いを与えてくれるように、人間の乾いた心に、突然、癒しがもたらされることもあるだろう。


生きるのに疲れたら、がんじがらめの鎧を脱いで、裸になって、癒されよう。


心地よい一瞬があれば、数日は生きられる。


その積み重ねが、人生のような気がする、ちょっと感傷的な金曜日の雨の朝である。