退職後219日目、陸上競技場では市の俊足王決定戦という、聞いたこともない催しが、色々面白いことを考える人間、私も考えよう、何か
ということで、小学生くらいの子供と保護者が、本番に備えて練習している。
そろそろ、始まるアナウンスがされている。
今日は絶好の運動会日和で、訪れてきている人たちも幸せな気分を味わっているだろう。
走るという行為は、原始的で、何も道具がいらない。
それで幸せを味わえるのは、とても効率がいい。
ただ競技となると、争うので、勝敗はつけられて、悔しい思いをする人が大勢いるだろう。
それでも、人々は挑戦せずにはいられない。
たぶん人間という生き物はそういう風に作られているのだろう。
まあ、大きな意味では、毎日生きていること自体が挑戦である。
もちろん、自分の足で歩かずに、風に流されていたり、波に流されていたら、挑戦することはないかもしれない。
そういう人生にも憧れるが、そういう風では、人間は満足出来ないことを、人間の歴史が物語っている。
要するに、人間は欲張りなのだろう。
そして、欲張りな自分をとても恥じて、いい人になろうと日々努力しているのである。
マゾとはサドとかいう言葉があるが、人間はどちらにもなり得るのだろう。
そんな面白い人間なので、長く生きても興味は尽きない。
終わりのない、人生劇場である。
そういえば、村田英雄の歌に王将という歌があった。
吹けば飛ぶよな将棋の駒に、かけた命を笑えば笑え、とかいうような歌詞だったとおもうが、吹けば飛ぶような人生と思えば、気も楽である。
今日も気楽な人生を、命懸けで過ごそう。
人生の醍醐味が味わえるかもしれない。
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