心の旅路のブログ

スピリチュアルと本と音楽とヨガが好きな65歳男性の日記です。

退職後179日目、霞がかかったような肌寒いお天気、昼は暖かくなるらしいので、心はときめく

昨夜は返却期限が明日に迫った、村山由佳さんの翼という小説を読み終えた。


ある人に勧められて、初めて村山由佳さんの本を読んだが、中盤あたりで、舞台がアリゾナ州の先住民居留地近辺に移ってから、とても夢中になって読み進んだ。


村山由佳さんといえば、書店で平積みされていたダブルファンタジーの女性の裸体を思い出すのだが、翼という小説では一冊エロティックな場面はなく、どちらかというと、アメリカ先住民の古くからの教えであるシャーマニズムを賛美したような小説であった。


私も少し興味があって、セドナ在住のシャーマンや、大阪在住のシャーマニズムを教えておられる方のワークショップに参加したことがある。


それらの教えの中で、共通しているのは、本当に大事なものは、目に見えないものの中にあるということだろう。


自分の目に見えないものは信じられないと、目に見えないものをそれが見れる人に見てもらおうとして、それが見える霊視が出来たり、未来透視が出来たり、過去世が見れたりするヒーラーや占い師に頼って、安心したり、不安がったりしていた。


本当は一番わかっているのは自分かもしれないのに。


ただ、顕在意識の中で、それまでの教育によって植え付けられた道徳観の中で、良い悪いを判断して、意識できるところに上がってくるものは、現代社会の常識のフィルターがかかったものになっているから、それを知ることは難しい。


だから、尚更知りたくなって、迷路を彷徨うことになる。


昨日のブログではないが、迷路は悩んで進むものではなく、遊ぶという意識があれば、楽しくもなるだろう。


小説でも、人生でも、読み終わったり、生き終わったりした時の達成感も清々しいとは思うが、その道程の苦しみとか、喜びとか、悩み悶えることに本当の意味があるのではないかと思う。


退職して、人間との接触が減った今が、自分と会話する絶好のチャンスかもしれない。


今のうちに、人に影響されない、確固たる自分を探しておこう。


そうすれば、今の有り余る時間も、無駄にはならないだろう。


全ては私に必要だから起こっている、そして、思いが湧き上がっている。


だから、それに感謝して、足るを知る、ということか。


与えられるものも、なくなっていくものも有り難い。


全ては循環の中で生き続ける。