退職後165日目、また週末がやってきた、風もなく穏やかな朝、平和な時代に生きていることを実感する。
今日は東北大震災から11年目とラジオで防災の特集とかしていた。
当時、東京の神田駅近くに会議で来ていた人にインタビューしていたが、東京でもかなり揺れて、道路に人が溢れていたとおっしゃっていた。
私も当時、毎月神田駅から歩いて10分くらいのところによく出張に行っていたので、そういう状況に遭遇した可能性もあった。
話は変わるが、昨夜はサンタナのロータスの伝説という、1973年に大阪厚生年金会館で行われたライブ(3枚組)を聴く気になって、聴いた。
ものすごい量の解説書がついているのであるが、久しぶりに読んでみた。
この日本ツアーは、今はなき九電記念体育館から始まっているのであるが、そのツアー最初の福岡公演に、当時高校2年生だった私は観に行っていた。
当時はあまり意識していなかったが、すごい場所にいたんだなぁと、今更ながら感激している。
その後、特急電車や新幹線や飛行機で、広島郵便貯金ホール、名古屋市公会堂、大阪厚生年金会館、京都会館第一ホール、日本武道館、北海道厚生年金会館と公演したあと、また福岡の板付空港に戻ってきて、そこから自家用機のサンタナ号で、サンフランシスコに帰って行ったと、解説書に書いてあった。
1973年8月のミュージックライフという月刊誌の表紙にカルロスサンタナが出ていて、特集されていて、その記事も付録でついていた。
あれから、もう49年くらい経った。
当時16歳として、もうその三倍の年月が経ったことになる。
昨夜は古いCDを入れている棚を探っていたら、サザンオールスターズの海のyeah‼︎というベスト盤が出てきた。
今日は時間があったら、このCDを、聴いてみようと思う。
以前は時間がなくて、さっと通り過ぎて、今まで振り返りもしなかった過去の中で、今、丁寧に関わってみると、とてもいいものがあるのかもしれない。
もちろん、その逆もあるだろう。
時間は生まれた時から、死に向かって一方通行、片道切符であるが、心は自由自在に飛び回れるようである。
そう思えば、時間軸の中で起こっている現実の苦悩は、後戻りすることは無いので、少しは楽になる。
もちろん、楽しいことが過ぎ去っていくのは、名残惜しいが、それもまた心の中で永遠に生き続けることが可能であろう。
世の中には、思い出とか、メモリーとかいう歌詞が入った楽曲がたくさん存在するのも、そこに癒しを感じているからだろう。
今日は心の旅路をしてみようと思う。
心を、窮屈なところに閉じ込めておくのは、かわいそうである。
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