心の旅路のブログ

スピリチュアルと本と音楽とヨガが好きな65歳男性の日記です。

退職後141日目、どんより曇った2月半ばの空、あと2週間で春は来るのか。

ついに2月も後半に入った。


サラリーマン時代は早朝からたくさん服を着て会社に行くのが辛くて、早く身軽に行ける春にならないかと待ち遠しかったが、今は春になるのが若干怖かったりする。


季節の陽気さに、私の心がついて行けるのか、不安だからである。


春になるまでに、もう少し心の準備をさせて欲しい、と思ったりする。


心の準備をして春を迎えるのか、春になると、ちゃんとその季節にあった自分に生まれ変われるのか、後者であることを望む。


ということで、自然の恵みや、神様からの恵み、何不自由なく暮らしている時は気づかない、大いなるものからのエネルギーを感じて生きようと思った。


まあ、孤独な冬だからこそ、こんな気持ちになれるのだが、必要なことかもしれない。


生きるのを焦ることはない。


急がば回れ、という言葉もあるが、生きる道程を楽しむのが人生かもしれない。


成功とか失敗の判定も誰からもされたくない。


自分の中で自分の人生を生きているという確信さえあれば、自分とも、他の人ともニュートラルに付き合って行けるだろう。


一番最近読み終わった伊集院静のミチクサ先生という小説は、夏目漱石の一生を描いたものであるが、題名のミチクサ先生とは、人生は目標を目指して一直線に進むより、ミチクサをしながら行くのが楽しいという、夏目漱石の言葉からとったものである。


今までも、そうとう道草した感はあるのだが、春になって、幸運の女神がやってくるのを気長に待つことにする。


能動的な待ちは、行動していることと同じで、人生において必要な時期もあるだろう。


今日も自然に力を与えて貰ったので、呼吸して生きていることに感謝しながら、ウォーキングの復路に移ることにする。


自然や人との触れ合いの中で、自分の生きる気力を蓄えて、もう一花咲かせたい。