退職後872日目、朝には雨も上がって、寒さも少し戻っている
ということで、早朝から用事があって、故郷に帰るために、新幹線の駅の待合室で待っている。
帰るのは何年振りだろうか。
最近では法事で帰るか、中学の同窓会で帰るかくらいで、コロナの影響で、ここ4年くらいはそういう催しもなかったので、それ以上振りだろう。
以前は博多駅で在来線に乗り換えないといけなかったが、九州新幹線が開通してから、一本で行けるようになった。
それからもう何年経ったのだろうか。
色々世の中は進歩を続けるが、その時その時に生きる人間は確実に歳をとって、次の世代にバトンを渡していくのである。
もちろん人間の寿命に比べたら長いだろうが、人間が作った設備も確実に老朽化していく。
そういう意味では、人間は罪な生き物である。
とはいえ、人間も自然発生的に生まれたのであるから、仕方がないと言えば仕方ない。
罪悪感を感じるのは人間の思い上がりなのかもしれないし、罪悪感は軌道修正させるための手段かもしれない。
性善説か性悪説かを論ずるようなものである。
今ホームに上がったが、無茶苦茶寒い。
昨日までの暖かさが嘘のようだが、一番寒い2月なので仕方がないだろう。
ということで、予定の新幹線に乗ることが出来た。
火曜日に予約したが、窓側で空いていたのは、今座っている一席のみだった。
さて今回の里帰り、故郷が語りかける言葉にしばし耳を傾けることにする。
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