退職後670日目、昨夜もほぼスーパーブルームーンを見ることができた。
が、光り輝いていて、ブルーではなかった。
9月になって急に朝晩は秋っぽくなったが、昼の気温はまだ30度超えが続く。
昨日はジムでヨガをした後、カフェで昼ご飯を食べて、桐野夏生さんのロンリネスを読みながらお茶した。
いよいよ大詰めで、男女関係が無茶苦茶になってきている。
こういう小説の初出は新聞とか雑誌の連載小説であろうから、長期連載の最後ともなれば盛り上がって終わりたいのかもしれない。
そんなことを考えつつ、感情移入もしつつ、読み進めているのである。
ということで、大阪に行く鞄の中には分厚いこの小説を入れている。
最初はまた帰ってから読めばいいやと思って伊集院静さんの旅にまつわるエッセイ本を入れていたが、朝起きてから、気が変わって、入れ替えた。
日常生活で色々問題が重なって疲弊してくると、意気消沈するのではなく、逆に思い切ったこたをする原動力になる時がある。
そんなタイミングの男女がたまたま意気投合した時に、勢いで道を踏み外す。
この場合の道は道徳的な道であって、本当はその踏み外したと思った道が生まる前から決めていた本来の道かもしれないのである。
だのに、勘違いをして、持たなくてもいい罪悪感を持ってしまうのである。
我が道を堂々と歩こう。
気持ちが晴れたら、見える景色も美しくなるだろう。
もっとも、美しい景色ばかりでは物足りない場合も出てくる。
人生とはそういう複雑なものなので、楽しいし、苦しい。
そして、時に悲しい。
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