退職後100日目、天気予報は曇りのち晴れだが、朝から雨がぱらついていたので、ウォーキング時間を遅らせた、穏やかな朝である。
早朝にブログを見たら、愛と死を見つめてのことについて書いてあったブログがあったので、思わずコメントした。
まだ小学校の低学年くらいだったか、毎年家族で福岡市にある親戚回りをしていた時期がある。
その頃は車にラジオもついてなかったので、父が運転しながら歌を口ずさんでいた。
18番は北上夜曲である。(笑)
親戚が集まって、男は仕事の話とか哲学的な話をするのだが、女性チームは映画の話とか、学校での話とか、していた。
そんな中で、ある時、日活映画の愛と死を見つめての話題が出て、みんな、可哀想で泣いた、とても感動した、と言っていたのが、子供ながらに印象的だった。
吉永小百合が歌っていた主題歌が、とても悲哀がこもっていて、映画の内容を想像させるものだったことも一因だったかもしれない。
数年前にやっとプライムビデオで映画を観ることが出来たが、正直言って、そんなに印象に残っていない。(笑)
それまでに、私の頭の中で、壮大に蓄積された映像があって、映画はそれを超えるものではなかったからだろう。
または、悲しすぎて、ちゃんと見てなかったからかもしれない。
要するに、子供の時に大人が話しているのを聞いた印象と主題歌の内容で、自分の中で勝手に物語を作り上げていたようである。
ブログもそうである。
他の方の書かれたブログのあるフレーズで、自分の中にあった物語が復活する時がある。
もちろん、楽しいこともあるが、悲しい思い出も少なくない。
自分の中で消化しきれていない悲しい思い出は自分ではブログには書けないが、同じような経験をした方が書いてくれると、とても共感して、勇気づけられることがある。
ありがとう、ムラゴンブログ。
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