退職後852日目、曇り空の中、快速電車で東に向かっている。
昨夜はamazonプライムで赤頭巾ちゃん気をつけてという1969年の邦画を観た。
(後で調べたら、1969年のことを描いた1970年8月公開の映画だった。)
1969年と言えば、私が小6から中1の時期で、狭い社会に生きていて、世の中のことなんかほとんど理解していなかったが、今考えると、文化的にも社会的にもとても激動の年だったように思う。
マイルスデイビスのアルバムにまさに1969という題名の傑作もある。
ということで、この映画は、当時、別の映画(怪獣ものか何かだろう)を観に行って、予告編でやっていて、とても印象深かったので、気になっていた作品であった。
この映画の主演の男優は現在の東宝の社長らしくて、当時の大学生の雰囲気をとてもよく出していて、好感を持った。
機動隊と大学生の攻防の場面も当時のリアルな映像が出てくる。
当時ニュースで何回も繰り返し放映されていたので、記憶に残っている。
この平和な時代でも生きづらいのに、あの激動の時代の渦に巻き込まれていたら潰されていた可能性も大である。
人間は生まれてくる時代も環境も選べないが、たぶん時代がその時代の人間を作り出すのだろう。
とはいえ、時代にそぐわない人間も少なからずいる。
そして、そのズレが、ある意味、人間社会の深みを出しているのかもしれない。
だから、時代からズレているといって、いちいち悩む必要はないである。
ちゃんと神様が仕組んだことなので、グルになって、そのズレを味合うのがいいだろう。
何か人生の答え合わせをしているようだ。
テストや試験まみれの世の中の弊害だろうか。
答えのない人生に、答えを求める愚かさをそろそろ知ってもいいだろう。
答えは求めない。
強いて言えば、勝手にやってくるのが答えだろう。
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