退職後251日目、どんより曇り空の日曜日、ウグイスの鳴き声をバックに、グラウンドでは中学生の陸上競技会が開かれようとしている。
昨日は大阪に行って、まずは、大阪のお気に入りの南森町のジャズ喫茶店でくつろいだ。
このお店は、地元のお気に入りのお店と同じく、オーナーのお気に入りの本が陳列されていて、毎回一冊を読むようにしている。
今回選んだ本は、高山なおみさんの、帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ、という、面白い題名の本で、私としては、高山なおみさんの本は初めてだった。
この方は、東京でレストランを経営されていたが、最近六甲山麓に引っ越されたということで、同じ兵庫県ということで、親近感が湧いた。
結構長い本で、読みきれなかったので、この著者の他の本と一緒に、図書館のサイトで予約したので、今日、ヨガでジムに行くついでに、受け取ってくる。
ということで、またしても、図書館で借りられる最大冊数の10冊を保有することになる。
まあ、買っているわけではないので、最後まで読まなくても、損することはないのであるが、期限ギリギリになると、少々無理をして読んでしまって、眼精疲労になることが多い。
その辺の見極めが、心地よく生活するには、大事である。
シンプルは贅沢という内容の本にも、たくさんものを持ったり、人間関係を持つと、その維持のために、多くの時間を要するので、本当に大事だったり、好きなことをすることが、贅沢な時間を持つために必要と書いてあった。
一方、数打ちゃ当たる、とか、可能性がある限りトライしてみる、という考え方も捨てがたい。
ということで、自分の魂の決断に従う、という結論になるようだ。
話は変わるが、今、私が座っているベンチの隣に、知らない女子中学生がリックサックを置いて、また練習に行った。
なんか信用されたようで嬉しいが、何故かドキドキする。
もしかしたら、先生と間違われたのかもしれない。(笑)
心配したのか、後ろに先生のようなおっさんが座ったが、信用したのか、またグラウンドに戻って行った。
たぶん田舎の中学生で、今まで、騙された経験がないので、全くの他人でも信用してしまうのだろう。
今読んでいる本の影響か、こういう無垢な学生が、何かの拍子に、悪い人間に騙されることを想像すると、悲しくなる。
ひょんなことから、また変なことを考えてしまった。
世の中、知らない人は何を考えているか分からないと思うと、全ての人が怖くなるが、こうやって、全く知らない人に信用されると、心が洗われる。
今朝のウォーキングは、この一人の女子中学生の行動によって、心が洗われたので、儲かった気分である。
と、すぐに、損得関係に結びつけるところが、私の卑しい気持ちの炙り出しで、反省して、今日のブログを終わる。
汚れを知らない純粋な心は、人生に疲れた人の、汚れた心を洗ってくれる。
知らない女子中学生に教えられた。
長く生きたからといって偉いわけではない。
謙虚でいよう。
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