退職後869日目、空中ヨガをするために快速電車で
東に向かっている。
朝フロントガラスが凍っていたので、解氷液をスプレーした。
解氷液のことを知るまでは、いつもお湯をぶっかけていた。
ところが、またそのうち凍っていくので、大変だった。
ちょっとしたことで生活が楽になるが、もちろんお金はかかる。
お金で時間を買って、その時間をより楽しいことに使う。
ただ楽しいことが人間を堕落させる場合も多々ある。
かといって、自分を痛めつければ鍛えられるというものでもない。
この辺の兼ね合いが微妙である。
そういえば、ある人のブログにキネマ旬報の邦画と洋画の年間ベストテンが発表になって、ほとんど観てないと言って、嘆いておられた。
その人は音楽とか映画の評論本も書いておられる方なので、ベストテンに入るくらいの映画だったら観ておかないといけないという義務感が働くのだろう。
私の場合は、最近立て続けに観た、perfect daysと枯葉が、それぞれ邦画と洋画の上位に入っていたので、嬉しかった。
色々な背景で生きている人間が評価するのであるから、それこそ千差万別な評価があって当然なので、喜ばしいことかはわからないのだが。
人間の気持ちは微妙なのである。
喜びも悲しみを人それぞれなので、自分の殻の中に閉じ込めておくことの方が多い。
出した時に共感を得られないのが怖いのである。
そして、その出せる範囲も人それぞれで、時間と共に変化する場合だってある。
そういうことを前提に生きたら、悩みが半分くらい減るのかもしれない。
人間を生きるのはとても疲れる。
と言いながら、残された時間は限られている。
有限の人生とわかっているから、生きていられるのかもしれない。
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