退職後758日目、今日は思い立って、海岸際にあるシーサイドカフェで昼ごはんと
お茶の時間を過ごした。
このお店はインスタをフォローしている作詞家の松本隆さんが雑誌の取材で紹介されていて、その模様をインスタにあげられていたのを見て、いつか行こうと思っていたのである。
開店間もない時間に行ったので、海が正面に見える特等席に座ることが出来た。
まずはお昼ご飯にアジフライ定食を食べた。
その後で珈琲とケーキを食べたが、海を見ていると、文章が書きたくなったので、持ってきていた小さなノートに思いついたことを書き留めた。
持ってきたボールペンはサラリーマン最終日に所属していた課から貰った名前入りのパーカーのボールペンで、久しぶりに使った。
それから少し時間が経って、一組の夫婦が入ってきて、その後、もう一組入ってきた。
その後で一人の女性客が入ってきて、私の後ろの席に座った。
私は珈琲を読み終えた後、もう少しいたかったので、席を離れて、グレープフルーツジュースを頼みに行ったら、その後ろの女性客が私の顔をニコニコ笑って見ていた。
こういうシチュエーションは初めてだったので、思わず目を逸らしてしまった。
その後、彼女は先に店を出たが、砂浜の方に歩いているのが見えた。
それから、しばらくして、私も店を出て、彼女が歩いた海岸の方に歩いてみたら、波打ち際で、時々頭を上下に動かしながら、砂を触ったりしていた。
それを私は遠くから見ていたが、そのうち、私に気付いたのか、近くに寄ってきて、砂遊びをしたり、私の方を見たりしていた。
それで、彼女の側を通って駅に戻ろうと立ち上がって、側を通る時、彼女を見たら、彼女も私を見て笑ってお辞儀をした。
私も笑顔でお辞儀をして、そのまま駅に戻ってきたが、時々振り向くと、私と同じ方に歩き出したが、途中で砂浜にある仮設トイレの方に方向を変えた。
ということで、後ろ髪を引かれながら、帰りの電車に乗ったのである。(笑)
背中に大きなリュックを担いでいたので、単なる一人旅か、家出か、傷心の旅か、色々想像してしまった。
人恋しくて、何か話したかったのかもしれない。
私はと言えば、話しかけた後にくるかもしれない後悔を恐れた小心者に過ぎなかった。
まあ仕方ないだろう。
自分の器に合った行動しか出来ないのである。
まあ、彼女の今回の旅で、少しでも癒されたらと思うばかりである。
思いはきっと通じるだろう。
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