心の旅路のブログ

スピリチュアルと本と音楽とヨガが好きな65歳男性の日記です。

退職後494日目、オレンジ色の朝焼けに染まる空を見ながら、新快速で東に向かう、冬の冷たい朝に

ということで、大阪に向かっている。


世の中には悲しいことで溢れている。


その数だけ楽しいことがあるだろうか。


たぶん今までもあったし、これからもあるだろう。


楽しいことは麻痺しやすいので、瞬時に過ぎてしまう。


悲しみは尾を引いて、止まり続ける。


だから、悲しみばかりが積もって、もう限界という心境に度々陥る。


そうやって、いつのまにか歳を重ねてきた。


生きることはたぶん大変なことである。


大変だから重くて価値があるとも言える。


軽くて、あっという間に過ぎていくのだったら、人間の価値は無くなるであろう。


今世、やっと人間で生まれてくる番が回ってきたのに、無いものを数えながら、当然のように生きてきた。


そして、地球上には、人間の欲望の結果の物で埋め尽くされてしまった。


たぶん心の中も同じだろう。


ジグゾーパズルのように、全ての空間を埋め尽くさないと気が済まないようである。


時代に逆行する必要はないが、少し止まって、空間の広がりを味わってみよう。


死ぬまで待つ必要はないだろう。


死んだ時の気分を今味わってみるのも面白いかもしれない。


臨死体験とでも言うか、それによって、更に生が輝くがしれない。


瞑想もその一つかもしれない。


そんな変なことを考えているうちに、気持ちが落ち着いてくる。


結局、心は落ち着く場所を求めている。


それは人だったり、場所だったり、する事だったり、色々である。


ジプシーにはなれそうもない。


今世、せっかく選んだ、私というキャラクター、そろそろ戻ってきても遅くないだろう。


羽を休めたら、また飛び立てるかもしれない。


今は少し休もう。