退職後494日目、オレンジ色の朝焼けに染まる空を見ながら、新快速で東に向かう、冬の冷たい朝に
ということで、大阪に向かっている。
世の中には悲しいことで溢れている。
その数だけ楽しいことがあるだろうか。
たぶん今までもあったし、これからもあるだろう。
楽しいことは麻痺しやすいので、瞬時に過ぎてしまう。
悲しみは尾を引いて、止まり続ける。
だから、悲しみばかりが積もって、もう限界という心境に度々陥る。
そうやって、いつのまにか歳を重ねてきた。
生きることはたぶん大変なことである。
大変だから重くて価値があるとも言える。
軽くて、あっという間に過ぎていくのだったら、人間の価値は無くなるであろう。
今世、やっと人間で生まれてくる番が回ってきたのに、無いものを数えながら、当然のように生きてきた。
そして、地球上には、人間の欲望の結果の物で埋め尽くされてしまった。
たぶん心の中も同じだろう。
ジグゾーパズルのように、全ての空間を埋め尽くさないと気が済まないようである。
時代に逆行する必要はないが、少し止まって、空間の広がりを味わってみよう。
死ぬまで待つ必要はないだろう。
死んだ時の気分を今味わってみるのも面白いかもしれない。
臨死体験とでも言うか、それによって、更に生が輝くがしれない。
瞑想もその一つかもしれない。
そんな変なことを考えているうちに、気持ちが落ち着いてくる。
結局、心は落ち着く場所を求めている。
それは人だったり、場所だったり、する事だったり、色々である。
ジプシーにはなれそうもない。
今世、せっかく選んだ、私というキャラクター、そろそろ戻ってきても遅くないだろう。
羽を休めたら、また飛び立てるかもしれない。
今は少し休もう。
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