退職後1077日目、久しぶりに新幹線に乗って、東から
西に向かって帰還中である。
夕暮れの車窓の街並みは、色々な人達の人生を考えずにはおられない。
この中にどれだけ楽しい思いで一日を振り返っている人々がいるだろうか。
いや、人生を振り返って、楽しかったとおもつている人達がいるだろうか。
おそらく、ほとんどの人達は何らかの傷を背負って、振り返っているに違いない。
人生とはそんなものだろう。
いいこともあれば悪いこともある。
だが、悪いことが続けば絶望的になってしまうこともある。
逆にいいことが続けば、調子に乗ってしまって、道を外すことだってあるだろう。
だから、我慢強く地味に生きることが必要である。
そんな人生観を持っているので、大胆には到底なれない。
文字を書きながら、自分の人生が歯痒くなる。
と、車窓の物悲しい山の稜線を見ながら思ってしまう。
旅は人生を遠くから見ているようだ。
たまにはいいだろう。
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