退職後1069日目、台風が通り過ぎたかのような青空が広がって
いるが、また戻ってきて、夜には雨の予報である。
今晩には熱帯低気圧になるということで、長かった台風情報とのお付き合いも一旦終わることになる。
幸いにも次の台風は発生していないので、しばらくは大丈夫だろう。
台風騒動の中で、気がつけば、9月である。
暦の上では秋の始まりであるが、気温的には夏となんら変わらない。
最近では、この中途半端なところがホッとするのである。
極端な季節は体が受け付けない。
もっとも、10月の終わりには、寒い日が出てきたりして、物悲しくなったりもする。
たぶん、毎年、この時期には、こんなことを書いているのだろう。
ある条件の元では、浮かぶ思いは共通していることも多い。
人間の本質は、よほど大きな環境の変化がない限り、そんなに大きくは変わらない。
逆に言えば、環境に合わせて、本質の上に色を塗りたくって、違うものになって、本質を忘れてしまったりする。
もちろん、その本質が悪いものであれば、塗りたくった方がいい場合も多々あるだろう。
いいとか、悪いとかの評価も、誰がするのか、いつの時代かによって、大きく変わってくる。
航海に出た船の上で、流れに任せて漂うのか、そこに錨を下ろして落ち着くのか、その時の気分次第である。
気に入った港を探して落ち着くのがいいだろう。
そして、そのうち、その港にも飽きて来て、また漂い、そのうち寿命が来て、死んでいく。
人間の一生は儚いが、すごいと思い込んでいる。
というか、思いたいのである。
一人思うのは自由である。
そして、ブログに書く。
そして、忘れる。
それでいいのだ。
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