退職後1025日目、夏らしい青空と、蝉の鳴き声、
夏のおとづれである。
とはいえ、1ヶ月後には、もう盆明けで、暑さは続くが、気分的には、夏も終わりである。
この暑さに耐えるというよりは、楽しむ方でいきたい。
まあ、耐えるのと楽しむのは紙一重である。
耐えた先には、耐えない先の数倍も大きな喜びがやってくるからである。
もっとも、適度な喜びで十分な場合には、耐える必要もないだろう。
気分とか、体調によって使い分けるのがいいだろう。
要するに、考え方というか、生き方を固定しないで、その時その時の気持ちに素直に従って生きればいいという感じである。
但し、これが結構難しいのである。
例えば、占い師に、自分の本当の気持ちを、わざわざお金を出して、聞きに行ったりするのである。
欲望と、魂の声の違いが、混同するのである。
魂は生き死にに関係ないので、生きることに執着していないのである。
欲望は、生きている間だけのものなので、とにかく焦りがちで、魂の声なんて、へのカッパである。
だから、魂の声を聞くためには、欲望をとことん満たしてあげるか、欲望から目を逸らして生きるかしかないのである。
そして、今の私には、どちらも不可能なので、悩みながら生きるしかないのである。
こういう道理が明らかになると、悩みも、自分が選択した最善の案に過ぎないと思えて、気が楽になるから不思議である。
要するに、最善の選択をしているだけである。
もちろん、最善の選択をしたからといって、最善の結果になるわけではない。
だから、人生は面白くて、不思議なのである。
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