退職後970日目、5月下旬、晴れ渡った空の中、
同窓会に出席するために西に向かっている。
在来線で新幹線のある駅まで来て、1時間以上余裕があるので、改札を出て、スタバでお茶している。
珈琲は控えて、カモミールティーラテにしたが、もしかしたら、牛乳もあまり飲まないので、よくなかったかもしれない。
ただ、最近は空中ヨガのスタジオにある本棚にあったアーユルベーダか、ヨガの本で、牛乳お粥がいいとか書いてあったので、シュガーコーンフレークにかけて、よく食べている。
昨日、少ししか読んでなかった原田ひ香さんの図書館の夜食という本を期限が来たので返却した。
ということで、旅の道連れは、井上荒野著の照子と瑠衣にした。
この本は、図書館で平積みしているのを見つけて、図書館で予約しておいたものだ。
表紙が漫画のような感じで、それだけで、面白そうな感じがしたのだ。
照子と瑠衣という言葉を見て、テルマルイーズという言葉が浮かんで来たので、検索したら、そういう映画があることがわかった。
洋楽を日本流に解釈して、作り直したものだろうか。
そういえば、死ぬ前にやっておきたい10のこと、みたいな題名の邦画も、洋画のバゲツジリストを日本流に解釈し直した映画だった。
確か、吉永小百合が主演だったと思う。
その結末は遺骨を月に持って行くという奇想天外なものだったと思う。
遺骨という言葉を書いた途端に、カフェの前の喪服の初老の夫婦が疲れ果てたような歩き方で通り過ぎていった。
死ぬ前にやりたいことなんて、考えたくもない。
たぶん、死ぬまでにやりたいことというのは、今やるのは、すごい勇気がいることだから、考えたくないのだ。
やるのに対して勇気とお金がいらないことは、大抵今までにやっているだろう。
という意味では、同窓会に出るのも、勇気とお金を要するので、かなり迷ったのである。
ただ、いくつかのオプションを付加することで、同窓会が面白くなくても、行った甲斐を持たせるようにした。
それだけ自分を誘導しなければ、重い腰は動かない。
重い、重い、と書くことによって、重さが出て行って、軽くなることを期待している。
あ、昨日あるブロガーさんとの会話でも出てきた、逆説療法である。
スピリチュアル的には、なりたい自分を具体的に絵に書いたり、言葉として書いたり、アファメーションで声に出したりすることが、一般的であるが、まあ、私は一般的ではないので、一般的な方法は合わないのかもしれない。(笑)
そんなこんなで、新幹線の時間まで、20分くらいになったので、そろそろ、お店を出ることにする。
あ、本は一ページも読んでいなかった。(笑)



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